4級の例題
 
   本試験の設問数 : 50問
 
1.次の<問1>〜<問5>の成分は薬局・薬店または一般小売店で販売されている医薬品や
 サプリメントに含まれる成分である。これらの成分を説明した記述として、最もふさわしい
 ものを下記の説明文1〜5から1つ選べ。
 
 
 <問1>  アスピリン

 <問2>  ジフェンヒドラミン

 <問3>  アクリノール

 <問4>  CoQ10(コーキューテン)

 <問5>  クルクミン

 
 
     1.最も一般的な作用は解熱作用と鎮痛作用である。以前に薬を飲んで喘息を起こ
       した人は、医師・薬剤師に相談するなど慎重に使用する必要がある。また、血
       を固まりにくくする作用も持っているため、歯科医院で抜歯などの処置を受け
       る時には、これを服用していることを歯科医師に必ず伝える必要がある。
 
     2.ショウガ科に属する多年草の植物「ウコン」に含まれる有効成分の一つで、
       カレー粉やマスタードの黄色の色素成分である。胆汁の分泌を活発にする働き
       があり、肝機能を強化するといわれ、胆炎などの肝機能障害に有効な成分とし
       て期待されている。
 
     3.アレルギーを引き起こすヒスタミンという物質の働きを抑えることから抗ヒス
       タミン剤と呼ばれ、じんま疹やアレルギー性鼻炎の諸症状を改善する。服用に
       より眠気を催すので、服用中は車の運転や危険な機械の操作を避ける方が良い。
 
     4.黄色の成分であるが、この黄色はアクリジン色素によるものである。このアク
       リジン色素はイオン化してアクリジニウムとなると殺菌効果を発揮する。皮膚
       への殺菌成分として絆創膏やガーゼに含有されていることが多い。
 
     5.体内でエネルギーを作り出す重要な補酵素としてもともと体内に存在するが、
       年齢とともに減少するといわれている。生命活動の基本となるエネルギーはア
       デノシン三リン酸(ATP)であるが、このATPを作るために必須の補酵素
       であり、別名“ユビデカレノン”ともいう。
 
 
 
解答:<問1> <問2> <問3> <問4> <問5>